2020.01.09 /
ワイシャツの手入れは家庭洗濯とクリーニング、どっちがいいの?

 
ワイシャツを着ると、なんとなく背筋が伸びて姿勢の良い自分になったりしませんか?
スーツ姿がそうさせるのかなとも思うんですが、少なくともだらしなく着用するものではありませんよね。

エレガントにかっこよく着るためにも、綺麗にお手入れして大切に着たいもの。
お手入れ方法についてはよくお問合せいただくので、今回はワイシャツのお手入れについてご紹介いたします。
 

♦動画目次

00:00 お客様からお問合せが多い、シャツのお手入れ方法
01:15 家庭洗濯のメリット
04:36 クリーニングのメリット
05:26 家庭洗濯のデメリット
06:44 クリーニングのデメリット
10:47 まとめ

♦お客様からお問合せが多い、シャツのお手入れ方法

よくいただくお問合せとしては、家庭洗濯とクリーニングどちらがいいんでしょうか?という素朴な疑問です。
知っているようでなかなかわからない話題なのかなと感じます。
この件については良し悪しというよりは家庭洗濯とクリーニング、共にメリットとデメリットを以てしてどちらが良いのかを判断することになります。
まずは良いことからお伝えします。

♦家庭洗濯のメリット

ozie|オジエ 家庭洗濯
家庭洗濯のメリットとしては、まず 洗えること ですね。
着用した翌日には洗えるというのが1点あります。
汗は酸化していくので、長期間そのままにしておくと白シャツの場合黄ばんでしまうことがありますし、色のシャツは変色が発生したりということが考えられます。
上記の理由から良い状態を保ちすぐに洗えるということはメリットになります。

また、 経済的圧迫が少ないという点もあげられます。
クリーニングに出す場合1枚ごとにコストが発生しますが、家庭洗濯は1枚ごとのコストというのは発生しないですよね。

経済的な面というともうひとつの側面が、シャツの持ちが良いんです。
これは変えることのできない事実です。

クリーニングでのお手入れを続けていくと、衿先の糊が蓄積しててかてかとしてしまったり、生地の硬さを感じることももしかしてあるかもしれません。
そういった点で見ると、そろそろシャツを買おうという期間はおよそ1年前後かなと思います。
家庭洗濯でお手入れした場合、少なくとも2、3年持ちます。
白シャツは汚れが目立ちやすいため、もう少し早いまたはクリーニングを併用する場合があることを考慮すると替え時は少し早まるかもしれません。
また、しつこい汚れなど落ち切らない部分があったりしますが、色もののシャツは汚れが目立ちにくいため、家庭洗濯で十分なことが多いです。

硬さや張りの好みが皆さん違いますし、それが良くないといったことでもないので必ずしもこの期間とは限りませんが、感覚値的にはこのくらいかなと思います。
(自身で試してみましたがだいたい上記のような感じでした)
こうやって整理していくと、持ちが良いというのがいちばんのメリットなのかなと感じます。

♦クリーニングのメリット

ozie|オジエ クリーニング
次にご紹介するのはクリーニングのメリットです。
やはりなんといっても最大の良いところは ストレスフリー な部分かなと。
お金はかかりますが、持参すれば綺麗になります。
ワイシャツを着用するうえでいちばんの弱点は、アイロンがけかなと考えています。
そのためアイロンをかけなくていいというのは本当に楽なのではないでしょうか。

もう一点、家庭洗濯と比較した場合汚れが非常によく落ちます。
大量の水を使用し大きなドラムで洗うため、汚れの落ちる程度は全然違います。
汗じみがひどいときや汚れが強く感じた際は利用いただくと良いのではないでしょうか。

♦家庭洗濯のデメリット

これまでメリットをお話してきましたが、デメリットにも触れたいと思います。
家庭洗濯の場合はクリーニングのメリットでお話したところがそのままデメリットになります。
つまり、お手入れが面倒くさい、アイロンがけが大変・・・ということです。
最近ではご家庭で洗ったものをクリーニング店に持参しアイロンがけされる方もいらっしゃるようです。
価格をお伺いしたことはありませんが、そのようなハイブリッドな方法もひとつの選択肢かなと思います。

それと、クリーニングよりも汚れが落ちにくいです。
家庭洗濯ではどうしても水量、大きさが決まっています。
最近ではドラム式の洗濯機が流通していますが、ドラムで回すにも限界があるので、汚れが目立つ場合や落としきれない場合はクリーニングが有利になります。

♦クリーニングのデメリット

最後にクリーニングのデメリットです。
この部分に関しては、やはりコストがかかることでしょうか。
現在では、シャツ1枚のクリーニング費用は約150円程度が一般的です。
たとえば毎週クリーニングに出したとすると、1年では52週ありますので、7800円。
プラスアルファすると約1万円の出費となるわけです。
1枚での値段なので、おそらく複数出されることを考慮するとそれ以上の費用ですよね。

そして意外にもお客様とお話して感じるのが、出しに行って完成品を取りに行くのが大変なようです。
平日帰宅が遅くなってしまうと、クリーニング店は閉店時間になっている。
そうすると、1週間預けっぱなしになってしまうといったこともざらなようです。
かといって土曜日に出したものを翌日受け取るとなると、クイックコースで出費があがるなど新たな悩みが発生することとなってしまいそうです。
週に1度依頼、受取となると、シャツのストックが必要になりますよね。
場合によってはかなりの枚数所持することとなる可能性があり、これもまた大変なのかなと感じます。

あとは、家庭洗濯のメリットでも少し話題に触れましたが、少々傷みが早いというのもあります。
大きなドラムで回す故傷むということ、さらにコストを抑えてクリーニングするとなると、1回あたり100枚程度のシャツを一緒に洗ったりするので、生地が絡まりあうことにより傷んでしまうこともあります。
クリーニング店のコストを考えると、まだ半乾きの状態で脱水をかけ、プレス機の熱でしわを伸ばしながら乾かす方法が凡そです。
そうすると衿とカフス、前立て(ボタンがついている部分)には芯が入っていることが大半なので、その芯が熱で縮んでしまうことがあります。
芯とシャツの相性にもよりますが、芯が縮むことによって生地が引っ張られて縮んでいると感じるのです。
生地が縮んでしまったと思われる方が多いですが、最近の生地はほとんど縮まないよう進化しているので芯なんですよね。
首回りがきつくなったな、手の長さが短くなった気がする。
こういった疑問を感じられるようなことがある場合は、芯が縮んでしまっているということです。
そういった寸法変化などもデメリットとして念頭に置いていただければと思います。
 

♦まとめ

それぞれのメリット、デメリットについてご紹介しました。
どちらが良いの?というよりは、それぞれのライフスタイルに合わせて活用いただくのがおすすめです。
コストの問題、汚れの問題などそれぞれ良し悪しありますので、メリット、デメリットを把握いただきより良い方法でお楽しみいただけたら幸いです。

♦関連動画紹介

⇒ クリーニング屋さんによるワイシャツのアイロンのかけ方1(解説付き)
⇒ クリーニング屋さんによるワイシャツのアイロンのかけ方2

♦おすすめ商品

家庭洗濯でできるだけしわの少なくてお手入れ簡単なシャツをお求めの方
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しわも気になるけど綿の心地よさを楽しみたい方
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