2022.09.30 /
エリザベス女王の葬儀に参列された男性の服装は?

 

2022年9月8日に96歳でお亡くなりになられたエリザベス女王。
一般弔問には25万人が訪れ、ウェストミンスターホールに安置された女王の棺にたどり着くまでピーク時は20キロ近くの列を作り、24時間以上かかったと報道されていましたが、それだけ多くの方々に愛され、敬われていたかがこの報道からも実感できます。

そして2022年9月19日にエリザベス女王の国葬が執り行われたわけですが、テレビを普段見ない私も葬儀の中継を拝見しました。

葬儀なので普通であれば哀しみの儀式なわけですが、そのなかにも威厳や尊厳、そして華やかさや美しさを感じる葬儀だなと思いながら見ていました。
その一方で国葬に参列されている方々、とりわけ男性の服装に非常に興味が湧き、チェックしていました。
そこで今回はエリザベス女王の葬儀に参列された男性の服装は?というテーマで実際に着用していた服装を私が分かる範囲で解説・ご紹介していきます。

 

♦動画目次

00:00 エリザベス女王の葬儀に参列された男性の服装は?
02:20 ロイヤルメンバーの服装は?
04:41 その他の参加者の方々の服装は?①
06:16 その他の参加者の方々の服装は?②
06:56 葬儀を見た上での感想・まとめ

♦ロイヤルメンバーの服装は?

ロイヤルファミリーですが、この写真を御覧ください。
女王の葬儀の際はロイヤルメンバーは軍服を着るというしきたりがあるそうで、皆さん軍服を着用されています。

しかしヘンリー王子だけは正喪服であるモーニングを着用しています。
なぜヘンリー王子だけ軍服を着ていないのか?
理由はヘンリー王子は2020年にイギリス王室のメンバーから退いているため、軍服の着用は許可されなかったとのことです。
イギリス王室ではロイヤルメンバーのドレスコードを葬儀の前に発表するそうなんですが、ここでヘンリー王子は軍服を着用しないと発表があったとのこと。
ドレスコードについて王室から発表があるというのを実は初めて知ったんですが、こういうところに英国王室の洋装に対する重みや品格をまざまざと感じました。

ozie|オジエ ロイヤルファミリーの葬儀の服装

その一方で前日の行われた通夜の儀式では軍服を着用して参列されていました。
これも事前の発表でわかっていたことらしいですが、今回は特例として認められたそうです。
ロイヤルメンバーのドレスコードはほんと難しいですね。
今回色々調べてみて初めて知ることばかりでした。
日本にいたら関係はないですが、個人的には勉強になりました。

ozie|オジエ ロイヤルファミリーの葬儀の服装-2

♦その他の参加者の方々の服装は?

次にロイヤルメンバーではない参列者の服装を見てみます。
まずは天皇陛下
正喪服=モーニングを黒ネクタイ・黒ベストでオーソドックスに着用されています。
この画像は小さいのでわかりにくいですが、ネクタイのディンプルは当然なしでした。
私がテレビで見ていた印象ですと、参列者の殆どの方はモーニングを着用されていた印象です。
モーニングは正喪服なので、当然と言えば当然ですね!

しかし天皇陛下の後ろを歩いているのはブータンの国王ですが、ブータンの喪服を着用されています。
他にもアラブ系の国の首長も各国の伝統的な喪服を着用されていました。

ozie|オジエ エリザべス女王の葬儀の服装-正喪服=モーニング

 

次に多かったのはブラックスーツ。
一例としてアメリカのバイデン大統領の写真を上げておきます。
以前ozieチャンネルで菅前首相とバイデン大統領の会談のコーデを比較してコメントしたことがあったのですが、バイデンさんのスーツの着こなしはサイジングが素晴らしく格好いいの一言。

ozie|オジエ エリザべス女王の葬儀の服装-ブラックスーツ

 

私が見ていて気が付いたことは以上です。
お祝いの席=セレモニーシーンですと明るめの色のネクタイをしたりパステル調のクレリックシャツをモーニングに合わせたりと、時代に応じてフォーマルウェアをアップデートさせているロイヤルメンバーですが、葬儀は奇をてらうところのないオーソドックスなものでした。
当然と言えば当然ですかね。

日本では企業で葬儀を執り行う際の委員会の方や喪主以外は葬儀でモーニングを着用することはないと思いますが、今回のような葬儀では正喪服=モーニングがヨーロッパでは主流なんだなと実感できました。
まあ日本の場合、告別式は準喪服であるブラックスーツで全く問題ありませんが、基礎知識として知っておくのは損はないと思います。
私共のページでも通夜・葬儀・告別式・法要とシチュエーションに応じたコーディネートルールを書いたページをご用意しております。
ページ下部にご案内しておりますのでご覧ください。

♦まとめ

・女王の葬儀の際、ロイヤルメンバーは軍服を着用する

・国葬に参列された方々の大半は正喪服であるモーニングを着用されていた

・モーニング以外の方は準喪服であるブラックスーツを着用されていた

・ごく一部の国の方々は自国のトラディショナルな正装で参列されていた

♦関連ページ紹介

⇒ 通夜・葬儀・告別式・法要のコーディネートについての詳細ページ

 


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