2026.09.04 / 10月でも25℃。秋にリネンシャツはあり?大人が季節感を出す色選び
ここ数年10月になっても暑い!ということが本当に多くなりました。
東京では、10月になっても最高気温が25℃を超える日は珍しくありません。
実際、2024年10月2日の東京は最高気温31.9℃まで上がっています。
2025年10月にも、月初から27℃前後の日がありました。
しかも、これは単なる一時的な残暑という話だけではありません。
気象庁によると、日本の10月平均気温は長期的に100年あたり1.53℃の割合で上昇しています。
2024年10月は統計開始以来最も高く、2025年も2番目でした。
つまり、昔と同じ感覚で10月に着用する服を着ようとすると、今の気候には合わなくなってきている、ということです。
そこで今回提案したいのが、秋にもリネン100%のシャツを使うという考え方です。
「麻って夏の素材じゃないの?」と思われる方もいると思います。
ポイントは、気温が高い秋に、無理をして厚手の素材を着る必要はない=気温にあった最適な素材のものを着用すればいいということです。
そしてもう一つ。秋らしさは、素材だけで作るものではありません。
色やパンツ、靴、ジャケットまで含めれば、リネンの快適さを残したまま、十分秋らしい着こなしはできます。
今日はその具体的な方法をご紹介します。
目次
♦動画目次
00:00 オープニング
02:23 「秋になったら秋素材」という常識を一度外す
03:27 リネン100%が使いやすい
04:02 ただし「夏のコーディネート」のままではダメ
05:16 一番使いやすいのはネイビー
06:34 ブラックは都会的な秋の印象に
07:35 とても使いやすいのがグリーン
08:27 秋色として使えるオレンジ-ただし合わせ方が重要
09:16 白いリネンは秋には着られないのか?
10:32 秋らしく見せづらい組み合わせ
11:08 秋らしくするなら、パンツと靴を先に変える
12:24 「秋になったら我慢する」必要はない
13:12 色別・秋リネンの使いやすさ
13:26 まとめ
♦「秋になったら秋素材」という常識を一度外す
昔であれば、9-10月になったら少しずつ秋物。
こうした季節の移り変わりが比較的分かりやすかったと思います。
ところが今は違います。
日本の秋、9月から11月の平均気温自体が長期的に上昇していて、2024年、2023年、2025年が高温だった年の上位3つを占めています。
ですから、気候そのものが変わっている以上、着用するアイテムも変える必要があるしそうすべきだ。ということです。
これが今回、一番お伝えしたい考え方です。

♦リネン100%が使いやすい
リネンというと、以下のようなイメージをお持ちの方も多いと思います。
白いパンツ、サンダル、リゾート、真夏。
でも、それはリネンという素材そのものの問題ではありません。
リネンにはこのような特徴があります。
なので、暑い秋に着用するのが最適で、非常に使いやすいわけです。
・リネンには、通気性がある
・汗をかいても乾きやすい
・肌離れがいい
・天然素材らしい表情がある

♦ただし「夏のコーディネート」のままではダメ
例えば、白いリネンシャツ。
白や明るいベージュのパンツ。
白いスニーカー。
これなら10月に着ても、見た目はかなり夏です。
サックスブルーのリネンシャツに、
ライトグレーのパンツ。
白スニーカー。
これも涼しげではありますが、見た目の季節感としては夏寄りです。
つまり、秋にリネンシャツを着用する際には、コーディネート全体で秋らしさを感じる色の組み合わせにするのがポイントです。
要するに「リネンであってもシャツを秋色にしてください」と言いたいわけではなく、むしろ、シャツだけで季節感を作ろうとしない。これが大人の着こなしでは重要です。

♦一番使いやすいのはネイビー
前述の観点で考えたとき、リネンシャツ単体として見てまずおすすめしたいのが、ネイビーのリネンシャツ。
ネイビーは色そのものに深さがあります。
同じリネンでも、白やライトブルーより夏のリゾート感が弱く、秋の街中でも自然に見えます。
合わせるなら、ミディアムグレーのウールスラックス。
チャコールグレーでもいいです。
靴はダークブラウン、あるいは黒。
これだけで、素材はリネンでも、全体の印象はかなり秋に寄ります。
ここで重要なのは、パンツ選び。
ネイビーシャツに白パンツなら夏。
ネイビーシャツにグレースラックスなら秋。
同じシャツでも、下半身を変えるだけで季節感は大きく変わります。

♦ブラックは都会的な秋の印象に
次におすすめなのが、ブラック。
ブラックのいいところは、リネン特有のカジュアル感をかなり抑えてくれる=モダンな印象を与えることができることです。
コーディネートとして着用アイテムをすべて黒にするのが簡単ですし季節感もでますが、必ずしも全身真っ黒にする必要はありません。
例えば、ブラックのリネンシャツ。
ミディアムグレーやライトグレー、グレーとベージュがミックスされたグレージュのパンツ。
黒のローファー。
こうすると、重すぎず、かつ夏らしさはありません。
40代、50代の方で、色物は少し苦手。
でも白シャツばかりではつまらない。
という方にも使いやすいと思います。

♦とても使いやすいのがグリーン
そして、ozieで取り扱っている色の中で、秋にかなり使いやすいと思ったのがグリーンです。
意外と思うかもしれませんが、グリーンは組み合わせ方によってオリーブやアースカラーを連想させる秋らしい色にもできます。
秋に使うなら、白パンツではなく、チャコールグレー。濃いネイビー。ブラウン系などの色を合わせる。
個人的には、今回の趣旨を象徴する色として、意外性を出すならかなり面白いおすすめの色です。
リネンだから清涼感はある。
でも色合わせを見ると秋。
まさに、「気温は夏、見た目は秋」を作りやすい組み合わせです。

♦秋色として使えるオレンジ-ただし合わせ方が重要
もう一色、現在ozieには麻100%のオレンジがあります。
オレンジと言っても濃いオレンジではなく、コーディネートしやすい薄めのオレンジですが、これも今回の趣旨から考えるとおすすめです。
オレンジは紅葉やレンガ、テラコッタのような暖色を連想させるので、秋の配色には非常に取り入れやすい色でもあります。
問題は、何と合わせるか。
オレンジのシャツに、白パンツ。白スニーカー。
これではかなり夏です。
そこでネイビーやグレー系のスラックス。
ダークブラウンの革靴。
こういう色で引き締めます。

♦白いリネンは秋には着られないのか?
ここで、一番多くの方が持っているであろう白いリネンシャツについてです。
白は秋色ではありません。
だから秋には使えない、ということは全くもってしてありません。
白自体で秋らしさを出すのは難しいかもしれませんが、コーディネートするアイテムの色合わせを秋らしくすれば季節感出ます。
例えば、以下のような着こなしであれば、白いリネンでも十分秋らしさを感じさせることはできます。
白リネンシャツ。
チャコールグレーのパンツ。
ダークブラウンの革靴。
さらに、朝晩少し涼しくなってきたら、
ネイビーやブラウン系のジャケットを羽織る。
季節感は、シャツの色だけではありません。
ですから、白いリネンを持っているからといって、9月末でクローゼットの奥へしまう必要はありません。
まだまだ暑い10月もヘビーユースで使えます。

♦秋らしく見せづらい組み合わせ
ここまでくると、何となく法則が見えてきたと思います。
秋にリネンを着る時に避けたいのは、リネンそのものではありません。
全身を真夏の配色にしてしまうことです。
例えば、こういったものを全部重ねて10月に着用すると、秋らしさを出すどころか夏のイメージそのままになってしまいます。
明るいシャツ。白パンツ。白い靴。キャンバススニーカー。

♦秋らしくするなら、パンツと靴を先に変える
実際のところ、季節の変わり目に一番簡単なのは、シャツを全部買い替えることではありません。
私は、まずパンツと靴を変えるのがおすすめです。
夏は、明るいベージュ、ライトグレー、白、などのパンツが多かった方も、
秋になったら、ミディアムグレー、チャコール、濃いネイビー、ブラウン系へ少しずつ移す。
そして、白スニーカー中心だった足元を、黒やダークブラウンの革靴、ローファー、シンプルなレザースニーカーへ変えていく。
シャツはリネンのまま。
これだけでも、見た目はかなり秋になります。
これが今の気候には非常に現実的だと思います。

♦「秋になったら我慢する」必要はない
ファッションなので、季節感は大切にしたほうがいいと個人的には思っています。
10月なのに真夏のリゾートファッション。これはやはり少し違和感があります。
ただし逆に、暦が10月だからという理由だけで、25℃、28℃ある日に、厚手のシャツを着て汗だくになる。
これも私は違うと思いますし、みなさんも着たくないと思います。
特に今は、オンオフ含めて、昔より軽く、楽に、快適な方向へ変わってきています。
だからこそ、快適さを捨てずに季節感を作る。
そう考えるほうがいいのかなと個人的には思っています。

♦色別・秋リネンの使いやすさ
最後に、今回ご紹介した色を整理しておきます。

《ネイビー》
一番簡単。
グレーのパンツと好相性。
《ブラック》
都会的。
グレーベージュやグレーで軽くする。
《グリーン》
アースカラー感を生かす。
チャコールやブラウン系と合わせる。
《オレンジ》
秋らしいアクセント。
ネイビーや濃いグレーで引き締める。
《ホワイト》
白シャツ自体は季節を選ばない。
パンツ・靴・ジャケットを秋へ変える。
シャツ単体ではなく「全身」で考える
♦まとめ
今回は、「10月でも25℃。秋にリネンシャツはあり?」というテーマでお伝えしました。
結論は、ありです。
ただし、夏とまったく同じ着方をするのではありません。
ポイントは4つです。

1、気温で素材を選ぶ
2、季節感は全身の色で作る
3、パンツと靴から秋へ変える
4、涼しくなったら最後に羽織りを足す
そして今回、一番覚えておいていただきたいのが、
「秋だから厚手」ではなく、「暑さには素材で対応し、季節感は色で作る」という考え方です。
今の日本の秋は、昔より明らかに暑くなっています。
だったら服の選び方も、昔の常識に無理に合わせる必要はありません。
暑い日はリネンを着る。でも、ネイビー、ブラック、グリーン、オレンジ。
あるいは白いシャツに濃色のパンツを合わせて、見た目は秋らしさを感じさせるコーディネートにする。
これくらいが、今の気候にも、今の大人のファッションにも、ちょうどいいのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
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