2023.08.22 /
徹底比較!ホリゾンタルカラーとイタリアンカラーワイドの違いについて

 

お客様からよくこんなお問い合わせがあります。
ホリゾンタルカラーとイタリアンカラーのワイドカラーシャツって見た目がそっくりなんですが、何が違うんですか?という質問です。
イタリアンカラーは別名ワンピースカラーともいいます。
海外だとワンピースカラーシャツと言わないとわかってもらえないと思います。
今回は見た目が似ているこれら二つのシャツについて徹底比較いたします!

 

♦動画目次

00:00 徹底比較!ホリゾンタルカラーとイタリアンカラーワイドの違いについて
01:49 襟の構造について①襟の仕様が違う
03:53 襟の構造について②第二ボタンの位置が違う
09:47 イタリアンカラーワイドにネクタイをしたらどうなるか?
12:40 似た2つの襟型のシャツをどう使い分けるのがいいか?

♦襟の構造について①襟の仕様が違う

①襟の仕様が違う
イタリアンカラーは、
前立ての途中部分までが襟でこの襟を作るのに1枚の布でできている=ボディと襟が一体化しています。
だからワンピースカラーシャツと海外では言われています。
なので前立ての途中まで芯地が入っています。

ozie|オジエ イタリアンンカラー・衿の構造

 

ホリゾンタルカラーは、
ボディを作ってからあとで襟をつける=ネクタイを収めるスペースがあるのが大きな違い。
ホリゾンタルカラーは襟の部分にしか芯地が入っていません。(前立て部分には芯地なし)

ozie|オジエ オリゾンタルカラーの衿構造

基本イタリアンカラーはノーネクタイ専用、ホリゾンタルカラーは両用で使えます。

♦襟の構造について②第二ボタンの位置が違う

②第二ボタンの位置が違います

ozie|オジエ イタリアンカラーとホリゾンタルカラーの違い・第2ボタンの位置

左のイタリアンカラーシャツの第二ボタンが右のホリゾンタルカラーシャツより下にあることが分かります。
襟の付け根から第二ボタンまでの間隔は左のイタリアンカラーワイドカラーは7.5㎝、右のホリゾンタルカラーワイドは5.5㎝と2㎝もボタン間隔が違います。

これはなぜかというとイタリアンカラーワイドは前述のとおりノーネクタイ専用シャツとしてお勧めしているからなんです。

この襟型は第一ボタンを開けて着用するとオープンカラー気味に襟が開くのが特徴、と言ったときに第一ボタンを開けて着ること前提なので、開けて着用した際に襟開きがきれいに開くようにボタン間隔を広くしています。

ホリゾンタルカラーもノーネクタイ時に襟がきれいに開くことは開きますが、ネクタイが収まるスペースをきちんと作っているネクタイもできる襟型なのでプレーンなワイシャツのボタン間隔にしています。

ホリゾンタルカラーシャツもノーネクタイで着用することをおすすめしているのだったらボタン間隔広くすればいいのでは?とお考えかもしれませんが、そうしないほうがいい理由があります。
それが先ほど申し上げた芯地がどこまで入っているかということにかかわってきます。

イタリアンカラーワイドは前立て途中の縫い目部分までが襟なので、芯地も同じ部分に入っています。
ホリゾンタルカラーは襟上部にしか入っておらず、前立て部分には芯地が入っていません。
芯地が入っていると入っていないより硬くなる=襟立ちがよくなります。
イタリアンカラーワイドはこの状態なので、ボタン間隔を広くして襟を開いた方がきれいに見えるのと同時に開き具合がちょうどよくなります。

逆に前立て部分に芯地の入っていないホリゾンタルカラーのボタン間隔を広げるとどうなるかというと、生地しかない分ソフトなので襟が開きすぎる可能性がある=職場によっては不向きな部分もあります。

ここでイタリアンカラーワイドカラー、ホリゾンタルカラーの第一ボタンのみを開けた時と第二ボタンまで開けたときの写真をご覧ください。

ozie|オジエ イタリアンカラー・ワイド第1、第2ボタン開け

ozie|オジエ ホリゾンタルカラー第1、第2ボタン開け

イタリアンカラーワイドは第二ボタンまで開けると開けすぎの感じがしますが、ホリゾンタルは第二ボタンまで開けてもOKなような気はしますけどね。
私はホリゾンタルカラーをノーネクタイで着用するときは、第二ボタンまで開けてきてます。

♦イタリアンカラーワイドにネクタイをしたらどうなるか?

襟の構造が違うというのがイタリアンカラーワイドと、ホリゾンタルカラーの大きな違いですが、もう一つお客様から多い質問があります。
それは「イタリアンカラーワイドはネクタイはできないんですか?」という質問。
結論から申し上げるとできます。

どちらもネクタイができるのになぜイタリアンカラーワイドはノーネクタイでの着用をお勧めするか?
まず一つはネクタイが収まるスペースがないので(前は見せかけで作っているだけ)、ネクタイをしていて着心地があまりよくないかもしれないのが一点。

もう一つは襟の前の高さがイタリアンカラーのほうが低いので、ネクタイを結んだ際に少し下でネクタイを結んでいる感じに見えます。
よーく見ないとわからないですし、普通の方ではわからないかもしれません。
ですので、イタリアンカラーワイドはネクタイをしてもいいんですが、構造的にそうはなっていないので、基本ノーネクタイだけど急な来客や取引先訪問の際に緊急的にネクタイをするくらいだったら全然ありですよ!とお伝えしております。

♦似た2つの襟型のシャツをどう使い分けるのがいいか?

私がお客様にお勧めする際は、タイドアップの頻度に応じて=職場環境によっておすすめする襟型を変えています。
ネクタイをする頻度が多ければホリゾンタルカラーのほうがいいですし、ネクタイをすることが少ない、ほとんどない場合はイタリアンカラーワイドをおすすめしています。

昨今は秋冬でもノーネクタイで出勤可能な企業も増えている一方、秋冬はネクタイ必須という企業のほうがまだ一般的かなと思います。
春夏のノーネクタイシーズンのみならず、秋冬も踏まえてワイシャツを選ぶ際の参考にしていただければと思います

♦まとめ

ホリゾンタルカラーとイタリアンカラーワイドの違いについて

【襟の構造が違う】
①襟の仕様が違う
②第二ボタンの位置が違う

・イタリアンカラーワイドはネクタイをすることも可能
・ネクタイをする頻度が多ければホリゾンタルカラー、ネクタイをすることが少ないもしくはほとんどない場合はイタリアンカラーワイドをozieではおすすめしています

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