2023.05.05 / ozieのワイシャツ 生地別防しわ性能ランキングTOP10 2023年春夏版
ozieでは常時500種類以上、色サイズを合わせると5000種類以上のシャツを取り扱っております。
それがあって、初めてozieのページに来てシャツを見た際に「どれを選んでいいのかわからない」というお言葉をよく頂戴します。
専門店としてお客様のご要望に合わせてワイシャツをいろいろ企画し、作っていたら今の数量になってしまいました。
ですが、それで結局選んでいただけないということになれば、それはそれで本末転倒。
ということでどのシャツを選べばいいかわからないといった方向けに、「初めて5秒で見つかるおすすめシャツ」というページを作って、各ページの左下にLINK先のアイコンを張り付けています。
ページに入って質問に答えていくと、ご要望に近いシャツが見つかります、というものなのですが、その中に画像のように「ノーアイロン派?それとも軽くアイロン派」という質問があります。
こんな画面です。
このページにいらっしゃる方々がかなり多いです。 (※日々改善していってますので、ご覧いただく際に画面が異なっている場合がございます。)
ですが、ここでこの画面の説明がいまひとつわかりずらいとお声を頂戴いたしました。
なので今回はこの画面「ノーアイロン派?それとも軽くアイロン派」に表示されている項目がどんな生地なのか?
この項目で気になるのは防しわ性に違いないと思うので、生地別の防しわ性能ランキング2023年版ということでozieで取り扱っているワイシャツの素材の中で防しわ性に優れた生地はどれかについて、私の独断と偏見でお話しいたします。
こちらをご覧いただく前にお伝えしておかなければいけないのは、しわがどれくらいあったらNGかとかどれくらいのしわだったら許されるかという基準は個人差があるということです。
何をやっても全くしわができない素材というのはないわけで、これはどうしようもない事実。
なので全商品を着用しているあくまで私の独断と偏見で発表いたします。
2枚目の画像のページを参考にすると状況に応じて変わる可能性があるので、あくまで生地名で、しわにならない順番で説明していきます。
全部で10種類あります。
目次
♦動画目次
00:00 生地別防しわ性能ランキングTOP10 2023年春夏版
04:31 生地別防しわ性能ランキング①
06:24 生地別防しわ性能ランキング②
07:34 生地別防しわ性能ランキング③
08:31 生地別防しわ性能ランキング④
10:02 生地別防しわ性能ランキング⑤
10:32 生地別防しわ性能ランキング⑥
12:18 生地別防しわ性能ランキング⑦
12:50 生地別防しわ性能ランキング⑧
14:12 生地別防しわ性能ランキング⑨
14:55 生地別防しわ性能ランキング⑩
16:19 まとめ
17:32 劇的にシワができにくくなる洗濯方法ご紹介
♦生地別・防しわ性能ランキング
《1位 スーパードライ》
クールマックス・スーパードライはポリエステル100%=しわができにくい
(形態安定加工はかかっていません。)
ポリエステル100%は通気性や吸湿性が良くないといった弱点がありますが、スーパードライは吸湿速乾・通気性も非常に高くなっています。
防シワ性もさることながら、着心地もとても良いです。
動画内で私が着用しているものもスーパードライシャツです。
生地の1例)
素材名:カルゼ
《2位 綿ポリエステル混のニットシャツ》
ニットシャツ=Tシャツ生地やポロシャツ生地を使用
(形態安定加工はかかっていません。)
皆様に質問)
Tシャツ生地やポロシャツ生地を洗濯後にアイロンかけますか?
恐らくほとんどの方がかけないと思います。
ニットシャツも同じです。
さらにポリエステル混素材なので、しわになりづらいです。
生地の1例)
素材名:ハニカム
《3位 からみ織》
からみ織でも生地の組織によりますが、ざっくりとした組織のからみ織リ生地はしわが非常に目立ちにくいです。
全体に織柄が入っているので少しシワが入っていても目立ちません。
(形態安定加工はかかっていません。)
からみ織りは、生地にハリがありメッシュ状になっているため隙間があります。
ですのでしわができにくい構造になっています。
生地の1例)
《4位 アイスコットン(ドビー)》
こちらも生地の組織によりますが、ざっくりとしておりメッシュの様な織柄が入っています。
ですので洗った後にしわが目立ちにくいです。
さらにこちらはイージーケア加工が付いています。
アイスコットンの平織りタイプは、表面に織り柄がなくつるっとした素材なのでしわが目立ちます。
(オジエでは平織りタイプの取り扱いはありません)
※ドビーとは、「ドビー織り機」を使って織られた生地を指します。 規則正しく連続した細かい柄が特徴です。
生地の1例)
素材名:ハチス(ワッフル)
《5位 綿ポリエステル混のクールマックス(ドビー)》
綿ポリエステル混素材に形態安定加工がかかっているのでしわになりづらい。
ドビー生地と平織り2種類ありますが、織柄が入っているドビー生地がシワが目立ちづらいです。
※ドビーとは、「ドビー織り機」を使って織られた生地を指します。 規則正しく連続した細かい柄が特徴です。
生地の1例)
素材名:カルゼ
《6位 ウールシャツ》
イタリア・レダ社のメリノウール100%を使用したレダ・アクティブという生地で作られたシャツです。
高品質・高機能の洗えるドレスウールシャツですが、こちらも防シワ性に優れています。
(形態安定加工はかかっていません。)
ウールは生地特性として防しわ性が高いです。
スーツはウールで作られているものがメインですが、一日着用してシワができて着用できないという事はありません。
しかしながら、オジエで取り扱っているドレスウールシャツは平織りで織柄が入っていません。
織柄であればもっと目立たないと思うのですが・・・なので6位としています。
生地の1例)
《7位 綿ポリエステル混のクールマックス(平織)》
形態安定加工がかかっていますが、平織りでなので5位のドビーのクールマックスよりも防シワ性が少し劣るという事で7位になります。
生地の1例)
素材名:ブロード
《8位 綿100%のニットシャツ》
ニット生地はしわが目立ちにくいですが、綿100%はしわになりやすいという特性があるため、綿ポリ混の2位のニットシャツよりもしわができた場合は目立ちます。
オジエの綿100%ニットシャツは、細い良い糸を使用しているためしわが出やすいです。
(形態安定加工はかかっていません。)
生地の1例)
《9位 綿100%形態安定》
綿100%形態安定加工を施しています。
加工はかかっていますが、しわができやすい綿100%がベースなので形態安定効果は長くは持続しません。
《10位 イージーケア》
防シワ性に特化したものではなく、アイロンがけをしやすいイージーケア加工となっています。
ですのでアイロンをかけるのはとても楽になります。
(形態安定加工はかかっていません。)
オジエでは別注の120番手双糸生地にイージーケア加工を施しているものがあります。
120番手の糸は非常に細く上質でしわが入りやすいのが特徴で、一度しわが入ってしまうとしわを伸ばすのも非常に大変になります。そこにイージーケアがかかっているとアイロンがけがしやすくなるという事になります。
♦劇的にシワができにくくなる洗濯方法ご紹介
普通に洗ったら紹介した順番通りですが、この10種類の生地はすべてある洗い方をすることで、劇的にしわが出にくくなります。
それは洗濯前に畳んでネットに入れてほかの衣類に絡まないようにして洗うこと。
これをやるだけでしわが極端に出にくくなります。
洗濯ネットに入れてワイシャツを洗うことについては、動画で詳しく紹介しております。
ページ下部のリンクからご覧ください。
♦関連商品・動画紹介
⇒ 綿100%(プレミアムコットン)ニット生地使用ワイシャツ
⇒ ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリットについて(動画)