2021.09.24 結婚式にスーツで参列する際のシャツの選び方
最近2回にわたって結婚式にスーツで参列する際のコーディネートをご紹介しました。
・40-50代向けとしてルールにのっとった正式なコーディネート
・20-30代向けとしてルールに乗っ取ったうえで遊びを入れたコーディネート
(上記動画リンクはページ下記にてご紹介してます)
しかし、全体のコーディネートの話をすると、一番わかりにくいシャツとネクタイの選び方についてじっくり時間をとることが難しいので、今回は結婚式の披露宴にスーツで参列する際のシャツの選び方というテーマでシャツに絞ってじっくりお話しします。
スーツはネイビーかチャコールグレーで合わせることを前提でお話しします。
ブラックスーツをセレモニーシーンで着用するのは日本だけの慣習です。
この動画をご覧の皆様には結婚式でネイビーかチャコールグレーのスーツを着てほしいという意味も込めております。
また、結婚式の正式度合いがどれくらいなのか前もって調べておくことも大切!
何事もTPOに応じて使い分けるのが大切です。
目次
♦動画目次
00:00 結婚式にスーツで参列する際のシャツの選び方
01:15 シャツを選ぶ前にお伝えしたいこと
02:39 ルールにのっとった正式なコーディネートの際のシャツ選びについて
06:18 ルールにのっとったうえで遊びを入れたシャツ選びについて
10:20 どんな色・生地を使ったシャツを選ぶのがよいか?
12:34 シャツのカフスはシングル・ダブルどっちがいいか?
14:12 まとめ
♦ ルールにのっとった正式なコーディネートの際のシャツ選びについて
上司や目上の立場で参列する際)のシャツ選びについて。
【衿型】ワイドカラー、レギュラーカラー、またはホリゾンタルカラー
【カフス】ダブルカフス
【生地】ブロード
【ポケット】なし
【衿型について】
ワイドカラーもしくはレギュラーカラーのダブルカフスシャツをお選び下さい。
ホリゾンタルカラーもOKです。
(ホリゾンタルカラーはワイドカラーの一種類です。見た目はかなり衿が開いていますが着用してネクタイをしたらそれほど開きはありません)
●ワイドカラーのブロード白生地・ダブルカフスシャツ
●レギュラーカラーのブロード白生地・ダブルカフスシャツ
【カフスについて】
できればダブルカフスが理想です。なければシングルカフスでもOK!
【生地について】
織柄が入っていない平織の生地はブロードが理想です。
ブロード生地は薄くて光沢感があるのでドレッシーな印象があります。
●ブロード生地
ozieではブロード以外にも、写真のように織柄が入っていないピンポイントオックスフォードを使用したダブルカフスシャツを用意しております。
こちらでもOKです!
●レギュラーカラー・ダブルカフスシャツ・ピンポイントオックスフォード(8004-A04A)
=生地の注意点=
織柄がはっきりしたシャツは着用しない!
ツイルやロイヤルオックスフォードなど織柄が細かいものであればOKです
●はっきりした織柄の生地例)
【ポケットについて】
フォーマルシーンではポケット無しのシャツが理想です。
あっても全然問題ないですがポケット無しがスマートです。
これは遊びを利かせたコーディネートでも同じです。
フォーマルシーンではジャケットは脱がない、脱いではいけないルールとなっています。
なのでシャツのポケットに物を入れないため、ポケットは必要ありません。
もしジャケットを脱ぐ場合は、ベストを身に着けることが必須となります。
♦ルールにのっとったうえで遊びを入れたシャツ選びについて
【衿型】一番のおすすめはホリゾンタルカラー
【カフス】ダブルカフス
【生地】白無地かサックス/ブルー無地のいずれか
【衿型について】
一番のおすすめはホリゾンタルカラー。
なぜ一番かというと、ホリゾンタルカラーはネクタイ/ノーネクタイ両用の衿型なので、ノーネクタイ時にもきれいに襟が開きます。
二次会に参加の際にネクタイを外したい場合に、このシャツは非常に有効です!
そのほかレギュラーカラーやワイドカラーはもちろんOK!
●ホリゾンタルカラー・ダブルカフスシャツ・ピンポイントオックスフォード(8006-A05A)
ルールにのっとった遊びを入れたシャツとして、衿とカフスが白無地のクレリックシャツもおすすめです。
正式なコーディネートとして着用してもOKです。
英国ロイヤルファミリーがクレリックシャツをモーニングに着用していることもあるので正式のフォーマルルールとして通用します。
●セミワイド・クレリック・ダブルカフスシャツ
タブカラー・ピンホールカラーはお店に行くとOKとすすめられることがありますが、個人的にはあまりおすすめはしません。
一見華やかに見えますが、どちらかというとカジュアルな衿型なのできちんとした披露宴では個人的にはあまりおすすめはしません。
パーティー形式のときにはOK!
また個人的におすすめしないのがウィングカラーシャツです。
普通のスーツにウィングカラーシャツは合わないと思ったほうがいいです。
ちょっとやりすぎ感も出てしまいます。
NGはボタンダウン。
まさにカジュアルな衿型なので!ボタンダウンは披露宴に参列する際には選ばない。
●おすすめしない衿型①・タブカラー
●おすすめしない衿型②・ピンホールカラー
●おすすめしない衿型③・ウィングカラー
【カフスについて】
ルールにのっとればダブルカフスが理想ですが、シングルカフスでもOKです。
半袖は絶対にNG。
半袖はカジュアルすぎますし、着心地が悪い=ジャケットの裏地がペタペタ張り付き着心地が悪いかと思います。
ダブルカフスの利点はカフスボタンで遊べることです。
正式なコーディネートの場合は白蝶貝もしくはブラックオニキスとなりますが、遊びをきかせたコーディネートの場合はカフスボタンは自由に選んでください。
【生地について】
白無地かサックス/ブルー無地のいずれかを選ぶ。
(色が薄い生地が理想です)
サックス/ブルー系であれば衿が白でボディーが薄いブルー系のクレリックシャツもOK!
(8007-E11Bと8007CL-E11Aを見せる)
ただし柄は無地か遠目から見たらあまり目立たない程度のストライプにとどめておきましょう。
ネクタイに色を持ってくる場合でも、サックス/ブルー系のシャツは合わない色がないというくらい色合わせがしやすいのでおすすめです。
パステルカラーはOkとよく書かれていますが、知人の結婚式とはいえきちんとした会場で開催される披露宴のときはあまりおすすめはできません。
目立ちすぎるのは良くないですし、目上の方からどのように見えるか?も気にしたほうが良いでしょう。
あと普段着用する機会が少ない色を購入するのもどうでしょうか?
そのような理由から、あえて着用するなら薄いピンクかと思います。
シルバー系のネクタイとの相性もいいです。
無地の生地で織柄は入っていてもOKです。
平織の生地も当然OK!
正式ではNGの織柄として紹介したこちらの生地シャツも大丈夫です。
♦個人的おすすめシャツ
正式と遊びを入れた感じで両方で通用し個人的におすすめなのが、ホリゾンタルカラーの白無地ダブルカフスシャツ。
ビジネスでも当然着用可能です。
ポケット無しも一部あります。
♦まとめ
・ルールにのっとった正式なコーディネートの場合、
生地は平織でワイドカラー・レギュラーカラー・ホリゾンタルカラーの白無地ダブルカフスを選ぶ
・少し遊びを入れる場合は、一番おすすめの衿型はホリゾンタルカラー。
生地は白無地かサックスを選ぶ。
生地に織柄が入っていてもOK 。
・いずれにしてもカフスはダブルカフスシャツが理想だが、シングルカフスでも別にかまわない。
シャツに関してはフォーマルのルール的に10年以上変わっていないので、今回の内容は保存版として、結婚式にスーツで参列する際に迷ったらぜひご活用ください。
♦関連商品・動画紹介
⇒ ピンポイントオックスフォードの白無地ダブルカフスシャツ一覧
⇒ 結婚式にスーツで参列する際の正式コーディネート【40代・50代向け】(動画)
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