2026.07.24 /
ノーネクタイで失敗しない完全ガイド|シャツ・襟型・着こなしを徹底解説【2026年版】

最近は5月頃からクールビズが始まり、ノーネクタイで仕事をされる方が本当に増えました。また、この時期のみならず、年間通じてノーネクタイOKの企業が増えてきています。

一方で、お店やショールームで接客をしていて感じることがあります。
それは、「どうやったらかっこいいノーネクタイスタイルができるのか?」というご相談が、とても多いことです。

もちろん、みなさん適当に着ているわけではありません。
ネクタイを外しただけ。
いままで着ていたシャツをそのまま着ているだけ。
それなのに、
「なんだかだらしなく見える。」
「仕事ができなさそうに見える。」
「何か違和感がある。」
そんな印象になってしまうことがあります。
実はこれ、ノーネクタイだからではありません。
シャツ選びが原因なんです。

私は2026年5月にノーネクタイスタイルについて4本に分けて動画で詳しくお話ししてきました。
・なぜノーネクタイは難しいのか
・どんなシャツが損をしやすいのか
・何を選べばいいのか
・そして実際のOK・NGコーデ

1本1本ご覧いただければ、そのテーマについてかなり深くお話しているので、ご理解いただける内容になっていますが、4本通しで見ようと思うと1時間以上の時間が必要になります。
できればすべてご覧いただけると嬉しいのですが、時間のない方のために今回はその4本の内容を一本にまとめて、ノーネクタイ完全ガイドとしてお話しします。

今日の動画をご覧いただければ、ノーネクタイで見るべきポイント、そしてどんなシャツを選べば失敗しないのか、全体像が理解できるようになると思います。

ozie|オジエ この動画でわかるノーネクタイで失敗しない4つのポイント

 

♦動画目次

00:00 オープニング
01:45 ノーネクタイで失敗しないための結論
02:06 ノーネクタイが難しい理由
02:43 ノーネクタイが格好良く見えるには?
03:12 ノーネクタイで損するシャツとは
06:13 どんな襟型を選べばいいのか
10:02 襟型別OK&NGコーデ比較
12:47 まとめ

♦ノーネクタイで失敗しないための結論

今回一番お伝えしたい結論です。
ノーネクタイは首元で決まります。
これだけ覚えていただければ大丈夫です。

「え、それだけ?」と思われるかもしれません。
でも実際には、本当にそれだけなんです。
その理由を順番にご説明します。

ozie|オジエ ノーネクタイは襟元の立体感で決まる

♦ノーネクタイが難しい理由

ネクタイを締めると、襟はネクタイに支えられて固定されます。
つまり、襟が寝ようが、少しサイズが大きかろうが、ある程度ネクタイが補正してくれます。

ところが、ノーネクタイになると、その支えが一気になくなり、襟は自由になります。
ここで初めて、そのシャツ本来の形が現れます。
すると、以下のようなことが表面化します。

・襟が寝る
・首元が平面的になる
・開き方が不自然になる
・サイズ感が目立つ

つまり、ネクタイを外しただけなのに、急にだらしなく見えてしまう。
これがノーネクタイが難しい理由です。

ozie|オジエ ネクタイがある時とない時の襟元の違い

♦ノーネクタイが格好良く見えるには?

答えはシンプルです。
首元に立体感があること、これが大切です。

襟が自然に立ち、首元に適度な空間があり、Vゾーンがきれいに見える。
これだけで、同じスーツ、同じ人でも、印象は驚くほど変わります。

後程、実際の写真をたくさん使いながら、どこが違うのか、何を選べばいいのかを、一つずつ見ていきます。

♦ノーネクタイで損するシャツとは

ノーネクタイで損をしやすいシャツには、どんな共通点があるのか。

実は、ノーネクタイでだらしなく見えてしまうシャツには、ある共通点があります。
今日は細かい襟型の名前よりも、まず「どこを見ればいいのか」を覚えていただきたいと思います。

結論から言うと、見るポイントは5つです。

ozie|オジエ ノーネクタイで損する5条件


・襟が寝る
・襟が小さい
・開き方が中途半端
・サイズが合っていない
・襟のハリが弱い

この5つです。
では、一つずつ見ていきます。

 

《① 襟が寝る》

ozie|オジエ 襟が寝ているシャツと立っているシャツ-1

ozie|オジエ 襟が寝ているシャツと立っているシャツ-2

左がNG、右がOKです。
どうでしょう。同じようなスーツですが、印象はかなり違うと思います。
その理由は、襟です。

NGは、襟が寝ています。首元に立体感がありません。
一方、OKは、襟が自然に立っています。首元に空間があります。
この違いだけで、全体の印象が大きく変わります。

ノーネクタイでは、まず襟が寝ていないこと。
これが一番重要です。

 

《② 襟が小さい》

ozie|オジエ 襟の大きさ

小さい襟は、ネクタイを締めているときは問題ありません。
でも、ノーネクタイになると、急に頼りなく見えてしまいます。
逆に、少し大きめの襟になると、首元に自然なボリュームが生まれます。

ここで言いたいのは、「大きければいい」ではありません。
ノーネクタイで、バランスよく見える大きさがあるということです。

 

《③ 開き方が中途半端》

ozie|オジエ 襟の開き方で見え方が変わる

襟が閉じすぎても、首元が詰まって見えます。
逆に、開きすぎても、まとまりがなくなります。

ノーネクタイでは、自然に開き、首元に立体感が出ること。
これが理想です。

 

《④ サイズが合っていない》

ozie|オジエ 首回りのサイズが大事

首回りが大きすぎる。第一ボタンを開けると、首元がだらっとしてしまう。
ノーネクタイでは、ネクタイで隠せないので、サイズ感がそのまま見えてしまいます。

逆に、サイズが合っていると、第一ボタンを開けても、自然に見えます。
ノーネクタイにおいても、サイズ感も非常に重要です。

 

《⑤ 襟のハリ》

ozie|オジエ 襟のはり

ここは少し誤解されやすいところです。
私は「襟は硬い方がいい」と言いたいわけではありません。
大事なのは、ノーネクタイにしたとき、襟の形を保てるかどうかです。
柔らかすぎる襟は、首元でクタッと寝てしまいます。
適度なハリがある襟は、自然に立ち上がり、立体感を保ってくれます。

 

ここまでを整理すると、
ノーネクタイで損しやすいシャツには、共通点があります。

ozie|オジエ ノーネクタイで損するシャツの共通点

・襟が寝る
・襟が小さい
・開き方が中途半端
・サイズが合っていない
・襟のハリが弱い

実は、これらを多く持っている襟型があります。
それが以下の襟型です

ozie|オジエ ノーネクタイで損しやすいツ

・レギュラーカラー
・ワイドカラー
・タブカラー
・ピンホールカラー

もちろん、すべてが絶対ダメというわけではありませんが、基本的に構造上、ノーネクタイでは不利になりやすい特徴を持っています。

♦どんな襟型を選べばいいのか

ここまでの内容で、ノーネクタイで損をしやすいシャツには、ある共通点があることがお分かりいただけたと思います。
では逆に、何を選べばいいのでしょうか。

結論からお伝えします。
ノーネクタイで選ぶべきシャツは、首元に立体感が生まれる襟型です。

ozie|オジエ ノーネクタイでおすすめの襟型

以前もお話ししましたが、ノーネクタイで重要なのは、襟型の名前ではありません。
一番大切なのは、首元が自然に立体的に見えることです。
その条件を満たしやすい襟型について詳しくお話したします。

 

《おすすめ①:ホリゾンタルカラー》

ozie|オジエ ホリゾンタルカラー

最初におすすめしたいのが、ホリゾンタルカラーです。
ホリゾンタルカラーは、カッタウェイとも呼ばれる襟型です。
呼び方は違いますが、基本的には同じ襟型と考えていただいて大丈夫です。

特徴は、襟が自然に後ろへ開き、首元に適度な空間ができること。
そのため、ネクタイを外しても、Vゾーンがきれいに見えます。
さらに、ネクタイを締めても使えるので、ビジネスシーンでは非常に使いやすい襟型です。

もし「まず一枚買い足したい」ということであれば、私はホリゾンタルカラーから始めることをおすすめします。

ただ、ここで一つ知っていただきたいことがあります。
ホリゾンタルカラーは、ノーネクタイでも使いやすい襟型です。
でも、ノーネクタイのために作られた襟型ではありません。
ここは意外と大きな違いです。

 

《おすすめ②:イタリアンカラー》

ozie|オジエ イタリアンカラー

ノーネクタイを前提に作られた襟型とは何か。
それが、イタリアンカラーです。
イタリアンカラーは、ワンピースカラーとも呼ばれています。

一般的なシャツは、ネクタイを締めることで完成する設計になっています。
一方、イタリアンカラーは、ノーネクタイで着ることを前提に設計された襟型です。

そのため、第一ボタンを開けたときでも、襟が自然に立ち、首元にきれいな立体感が生まれます。
何かを足して完成させるのではなく、シャツ一枚で完成する。
これがイタリアンカラー最大の魅力です。

ozie|オジエ タイドアップ用シャツとイタリアンカラーシャツ

通常のシャツは、ネクタイで完成します。
イタリアンカラーは、ノーネクタイで完成します。
この設計思想の違いが、着たときの印象の違いにつながっています。

そして、もう一つ、ozieならではの特徴があります。
実は、イタリアンカラーといっても、一種類ではありません。
ozieでは、この3種類をご用意しています。

ozie|オジエ オジエの3種類のイタリアンカラー

・イタリアンカラースキッパー
・イタリアンカラーボタンアリ
・イタリアンカラーワイド

例えば、スキッパーは、ノーネクタイらしい軽快さやスタイリッシュな印象を演出できます。
ボタンありは、柔らかさときちんと感のバランスが取れています。
そして、今回の動画でも私が着用しているワイドタイプは、最もビジネス向きで、初めてイタリアンカラーを着る方にも取り入れやすいモデルです。

同じイタリアンカラーでも、形が変わるだけで印象は大きく変わります。
ここまで細かく展開しているショップは、それほど多くないと思います。

 

《条件付きおすすめ③:ボタンダウン》

ozie|オジエ ボタンダウンでの比較

では、ボタンダウンはどうでしょうか。
実は、ボタンダウンは少し特殊です。

ボタンダウンだから安心、というわけではありません。
小さすぎる襟、柔らかすぎる襟、いわゆる”つぶし襟”のようなデザインだと、ノーネクタイではカジュアルに見えすぎることがあります。
逆に、襟に立体感があり、適度な大きさがあるボタンダウンであれば、ビジネスシーンでも十分使えます。
つまり、ボタンダウンは条件付きでおすすめ。これが私の考えです。

 

ここまでを整理すると、ノーネクタイでおすすめなのは、まずホリゾンタルカラー。
そして、さらにノーネクタイらしい美しさを求めるなら、イタリアンカラー。
ボタンダウンは、仕様を見極めれば十分選択肢になります。

ozie|オジエ ノーネクタイでおすすめの襟型

♦襟型別OK&NGコーデ比較

では、実際に着ると、どれくらい違って見えるのでしょうか。
ここからは、OKコーデとNGコーデを実際に比較しながら見ていきます。
ぜひ、首元だけを見ながらご覧ください。

 

《パターン①レギュラーカラーとイタリアンカラー》

ozie|オジエ レギュラーカラーとイタリアンアラー比較

ozie|オジエ レギュラーカラーとイタリアンアラー比較-襟アップ

左がレギュラーカラー。
右がイタリアンカラーです。

見た目の印象ははかなり違うと思いますが、違うのは、襟だけです。
レギュラーカラーは、襟が寝てしまい、首元が平面的になります。
一方、イタリアンカラーは、襟が自然に立ち、首元に立体感が生まれています。
この違いだけで、全体の印象が大きく変わります。

 

《パターン②サイズの比較》

ozie|オジエ サイズ比較

ozie|オジエ サイズ感の比較-襟アップ

左は、首回りに余裕があり、第一ボタンを開けたときに、首元が少し浮いています。
右は、サイズが合っているので、自然なVゾーンになっています。

ノーネクタイでは、ネクタイで隠せないので、サイズ感がそのまま見えます。
だから、第一ボタンを開けたときに、自然に見えるサイズを選ぶことが大切です。

 

《パターン③ボタンダウン》

ozie|オジエ ボタンダウンでの比較

ボタンダウンは、すべて同じではありません。
左のように、襟が小さく、柔らかく、寝てしまうタイプは、ビジネスでは少しカジュアルに見えます。
右は、襟が立ち、適度な大きさがあります。
そのため、ノーネクタイでも、きちんとした印象になります。

つまり、ボタンダウンだからOKではなく、どんなボタンダウンなのか。
ここを見ることが大切です。

 

《パターン④ワイドカラー》

ozie|オジエ ワイドカラー比較

ozie|オジエ ワイドカラー比較-襟アップ

ワイドカラーも、ネクタイを締めると非常に美しい襟型です。
でも、ノーネクタイでは、襟が開きすぎたり、首元が間延びして見えたりすることがあります。

ワイドカラーが悪いわけではありません。
あくまで、ネクタイを締めた状態で完成する襟型だということです。
ノーネクタイなら、最初からノーネクタイ向きの襟型を選んだ方が、自然にまとまります。

 

《パターン⑤イタリアンカラー》

ozie|オジエ イタリアンカラーー襟アップ

第一ボタンを開けた状態でも、襟が自然に立ち、首元に立体感があります。
まさに、何も足さなくても完成している状態です。
この違いが、一番重要なポイントです。

ozie|オジエ タイドアップ用シャツとイタリアンカラーシャツ

通常のシャツは、ネクタイを締めることで完成します。
一方、イタリアンカラーは、ノーネクタイで完成するように設計されています。
だから、第一ボタンを開けても、首元が崩れにくいんです。

ozie|オジエ オジエの3種類のイタリアンカラー

ozieでは、イタリアンカラーを3種類ご用意しています。

今回の動画で私が着用しているのは、イタリアンカラーワイドですが、スキッパー、ボタンあり、それぞれ印象が異なります。
ノーネクタイでも、シーンや好みに合わせて選んでいただけるのが特徴です。

♦まとめ

ozie|オジエ ノーネクタイOKとNGの条件

ここまでご覧いただくと、ノーネクタイは難しそうに見えて、実は見るポイントはシンプルに4つです。
・襟が寝ていないか
・襟が小さすぎないか
・サイズが合っているか
・首元に立体感があるか

そして、この条件を満たしやすいのが、ホリゾンタルカラーやイタリアンカラーです。
特にイタリアンカラーは、ノーネクタイで完成するように設計された襟型なので、
これから一枚選ぶという方には、非常におすすめしやすい襟型です。

ozie|オジエ ノーネクタイにおすすめの襟型4種類

 

4回にわたりノーネクタイについて詳しくお話ししてきました内容を一つにまとめてご紹介しましたが、それぞれのテーマは、個別の動画でさらに詳しく解説しています。
これらをご覧いただければ、より理解が深まると思います。

「なぜノーネクタイが難しいのか」を詳しく知りたい方は第1回、
「どんなシャツが損をしやすいのか」を知りたい方は第2回、
「襟型選び」を詳しく知りたい方は第3回、
そして実例比較をもう一度見たい方は第4回

♦関連商品

⇒ オジエのイタリアンカラー3種類

⇒ オジエのホリゾンタルカラー

⇒ 襟型から選ぶオジエのシャツ

♦関連動画

 

ozie|オジエ 執筆者 柳田敏正

執筆者

柳田 敏正 (Toshimasa Yanagida)

株式会社柳田織物 代表取締役 / ワイシャツ専門店 ozie 店長

1924年(大正13年)創業、100年超の歴史を持つ老舗シャツメーカー「株式会社柳田織物」の4代目。大学卒業後、スペシャリティストアの最高峰「バーニーズ ニューヨーク」に入社し、6年間にわたりメンズウェア全般の接客に従事。クラシックから最新トレンドまで、上質な装いと紳士の嗜みを第一線で学ぶ。

2000年に株式会社柳田織物へ入社後、2002年に直販ECサイト「ozie(オジエ)」を立ち上げる。2012年には国内有数のECサイトコンテスト「第4回 エビス大賞(現:ネットショップグランプリ)」にて最高賞『大賞』を受賞。メーカーとしてのモノづくりと、ユーザー視点のEC運営の両面で高い評価を得る。

さらに、2019年よりYouTube番組「ECの未来」のメインモデレーターを務め、数多くの経営者・専門家との対談を通じて、EC業界やビジネスの最新動向、本質的な知見の発信を続けている。ワイシャツの構造・素材・着こなしに加え、国際的なドレスコード、ビジネススタイル、フォーマルシーンに関する情報発信も行う。

専門分野:ワイシャツの構造・素材、メンズドレスウェア、ドレスコード、ビジネススタイル

この記事に関連する記事はこちら!こちらの記事もおすすめ

ozieの人気アイテム!今の旬なアイテムはこちら

- 人気のアイテム -

- 記事ランキング -