2019.09.05						 /  ビジネスシーンにアズーロ・エ・マローネを取り入れる
 
 イタリア人に大変好まれる「アズーロ・エ・マローネ」
 青系と茶色を組み合わせたコーディネートですが、日本では色彩感覚の問題か、あまりコーディネートされている姿が見られません。
 スタイリッシュかつ案外簡単に取り入れられるこのコーデ。
ぜひ皆様にも挑戦していただけたらと思い、今回はビジネスシーン=スーツにアズーロ・エ・マローネを取り入れたコーディネート例をご紹介いたします。
  
目次
♦動画目次
00:00 アズーロ・エ・マローネとは?
 01:00 ビジネスシーンにアズーロ・エ・マローネを取り入れる
 02:13 スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例①
 03:50 スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例②
 05:28 スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例③
 07:40 スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例④
 09:33 まとめ
♦アズーロ・エ・マローネとは?

 あまり耳馴染みのない方もいらっしゃるかと思いますが、ファッションにおいては、
 青・紺系と茶色系という配色のアイテムを組み合わせたコーディネートをアズーロ・エ・マローネといいます。
 イタリア語ですが
 アズーロ ⇒ 青や水色のこと
 マローネ ⇒ 栗色(いわゆる茶色)
 となっています。
 ファッションで使用する場合は、アズールにおいては紺色を使用することが多いです。
♦ビジネスシーンにアズーロ・エ・マローネを取り入れる
動画内にて着用しているコーディネートがネイビーのスーツでネクタイとチーフは茶色です。
 これがまさにスーツスタイルのアズーロ・エ・マローネを表現しています。
 主にイタリアの方はこのコーディネートを好み多様に使用していますが、色彩感覚の問題なのか、日本ではこのコーディネートを取り入れる方がとても少ないです。
 青色と茶色はコントラストの相性がとてもよく、不快に思われる方がほぼいないことで知られています。
 そのため、ビジネスシーンには最適な組み合わせともいえるコーディネートができます。
 今回は過去の柳田コーデをご紹介し、「こんなコーディネートになる」というのを感じていただければと思います。
♦スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例①

 このコーディネートは、ネイビーのスーツに白いシャツ。
 これに合わせて無地茶色のネクタイです。
 茶色の無地ネクタイは、意外にもグレーのスーツとも相性が良いです。
 1本持っておくと非常に便利です。
 
 ポケットチーフはもうこのチーフ自体がアズーロ・エ・マローネです。
 全体で使用した色をぎゅっと詰め込んで挿しています。
♦スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例②

 次にご紹介するのはダブルのチェックスーツです。
 このスーツ自体、上級者向けなんですが、コーディネートの基本は変わりません。
 ネクタイ、チーフに関してはさきほど使用したものと同じです。

 ネイビーのスーツが変わるだけでこんなにも印象が変わるんです。
 チェックのスーツは個性が強く見えますが、このように無地のネクタイを合わせることで非常にスタイリッシュ、そしてシャープに見えます。
無地ネクタイの有効性が光ります。
♦スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例③

 このコーディネートもまたダブルスーツです。
 肩パッドもしっかり入ったブリティッシュなスーツですが、これはシャツをサックスにしています。

 そこにブラウンと水色のストライプが入ったネクタイを組み合わせました。
アズーロ・エ・マローネは、色をあまり多く使用しないのが良いところだと思っています。
 海外では色彩感覚があふれているので色をいっぱい使用したコーディネートがたくさん紹介されますが、そんな中で激しい色使いではなく、コントラストがはっきりしているアズーロ・エ・マローネは、スタイリッシュかつシャープさが光ります。
茶色、水色でも少しずつ近い色合いのものを拾ってコーディネートしていくと、全体が整うと同時にご自身でもコーディネートしやすくなるかなと思います。
  
♦スーツにおけるアズーロ・エ・マローネのコーディネート例④

 4つ目はスーツをブラウンにした組み合わせです。
 茶色をメインにした逆バージョン「マローネ・エ・アズーロ」です。
冬用のスーツではありますが、違う生地のベストを合わせました。

 そこに水色のシャツ、紺のネクタイを使用しています。
 チーフは縁取りがオレンジ、中が青のアクセントになるものを選びました。
この少しずつ異なる中でのコーディネートが統一感を出し綺麗な着こなしになったかなと思います。
 
 ここまでご紹介した4つのコーディネートは、すべて茶色い靴を使用しています。
 アズーロ・エ・マローネは、イタリア風のコーディネートです。
 イタリア人は黒よりも茶色い靴を好みます。
 Vゾーンを茶色にしたならば、統一性をもって靴も茶色にしていただくのがおすすめです。
 スーツが茶色い場合はなおのこと統一性がありいいですよ。
  
♦まとめ
茶色系、サックス系の商品は、お持ちの方が多い組み合わせかと思います。
 特に茶色のネクタイをお持ちでいらっしゃれば、比較的つくりやすいコーディネートです。
 コーディネートの幅を広げるという意味でも、ぜひ挑戦してみてください。
 茶色のネクタイをお持ちでない方も、販売している商品がたくさんあります。
 この機会にお試しくださいませ。
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