2025.11.21 秋冬ビジネスカジュアルの正解|タートルネックとカーディガンでつくる上品コーデ
現在は2025年の11月末ですが、今年も最低気温が1桁台になってきて、少しずつ寒くなってきました。
2025年の秋冬メンズファッションにおいて、クラシック回帰やレイヤード(重ね着)スタイルのトレンドもあってセーターの人気が高まっており、今年は例年以上に注目のアイテムとなっています。
秋冬のビジネススタイルにおいては、近年はカチッとしたスーツスタイル以上にビジネスカジュアルが主流となりつつあります。
その中で、ジャケット・パンツ+シャツといった一般的なビジカジだけでなく、「タートルネック」や「カーディガン」といったセーター類を取り入れたビジカジスタイルが、快適さと洒落感、季節感の観点から注目されています。
そこで今回はビジネスカジュアルでタートルネックセーターやカーディガンを取り入れるメリットと選び方のコツ、その上でセーターを使ったビジネスカジュアルのコーディネート例をたっぷりご紹介いたします。
目次
♦動画目次
00:00 オープニング
01:20 タートルネックセーターを取り入れるメリット
03:08 カーディガンを取り入れるメリット
05:43 素材選びと色使いのポイント
07:24 タートルネックのコーディネート例
11:35 カーディガンのコーディネート例
13:23 まとめ
♦タートルネックセーターを取り入れるメリット
■ 1. シャツ・ネクタイに代わる上品な首元演出
タートルネックは首元を程よく覆い、ネクタイなしでも「きちんと感」を出せます。
特にジャケットやセットアップとの相性が良く、ノーネクタイでも顔まわりが寂しくならないのがポイント。
ブラックやチャコールグレー、ネイビーなどの定番色ならビジネスシーンでも違和感がありません。
■ 2. 防寒性と快適性の両立
ウールやカシミヤなどの天然素材は保温性が高く、シャツよりも暖かく快適。
秋冬らしい季節感の演出と、暖かみのある着こなしが簡単にできます。
着るだけで大人っぽく上品な印象に仕上がるのが簡単でいいですよね。
■ 3. ジャケットスタイルをモダンに見せる
タートルネックを合わせることで、堅すぎず程よくモードな印象に。
特にネイビーやグレーのスーツや、無地柄もの問わずジャケット全般に合わせると、ヨーロッパ的なビジネスカジュアルに仕上がります。
保温性、上品さ、着回しのしやすさ、快適さのバランスがよく、ビジネスカジュアルスタイルに非常にマッチしています。
♦カーディガンを取り入れるメリット
■ 1. 室内外の温度調整に最適
オフィスや電車内など、秋冬でも暖かい環境では「簡単に脱ぎ着できる」カーディガンが便利。
重ね着で温度調整しやすいです。
季節の変わり目や温度変化の激しいオフィス内外の環境に適したアイテムと言えます。
■ 2. シャツにもニットにも合う万能レイヤー
軽く羽織れるうえに、ジャケットの下にも着やすい厚みのものを選べば着回し力が抜群です。
カーディガンをシャツの上に羽織ればきちんと感を保ちながら柔らかい印象に。
また、薄手のタートルネックやモックネックの上に重ねると、より季節感のある着こなしに進化します。
形に関してですが、重ね着しやすく使いまわしがききやすいVネックタイプを選ぶと、シャツの襟と自然に馴染み、ビジネスライクかつドレッシーな印象を作れます。
■ 3. 職場での印象をソフトに
ジャケットよりも軽快で、威圧感が少ないため、社内打ち合わせや在宅勤務時にも最適。
社内でジャケットを脱いでも、カーディガンを羽織れば「リラックスしているけれど清潔感がある」印象を与えられます。
ビジネスカジュアルのみならず社内でのオフィスカジュアルにも最適なアイテムです。
♦素材選びと色使いのポイント
•素材: ウール、カシミヤ、コットンといった、上質で薄手のハイゲージニットがおすすめ。
着用していてかさばらず、艶があって滑らかな素材感が上品さを際立たせます。
また重ね着アイテムとして考えたとき、保温性・通気性のバランスが良く、長時間着ても蒸れにくいです。
•色: ベーシックカラー(ネイビー・グレー・ブラック)の無地一択。
シンプルかつ合わせやすいのがその理由です。
•シルエット: ジャケットの中に着てももたつかない、ジャストフィットのセーターを選んでください。
オーバーサイズはジャケット等のアウターの中でもたつくので着心地が悪いですし、見た目にもビジネスには不向きです。
タートルネックやカーディガンは、単なる防寒アイテムではなく「秋冬のビジネスカジュアルを格上げするキーアイテム」です。
首元やレイヤーで印象を変えつつ、清潔感・快適さ・トレンド感をバランスよく取り入れることが、現代のビジネススタイルのポイントと言えます。
♦タートルネックのコーディネート例
ここまで、秋冬のビジネスカジュアルで タートルネックセーターやカーディガンを取り入れるメリットや選び方のコツをお話ししました。
では実際に、これらをどう組み合わせれば 「大人の上品さ」と「季節感」を両立できるのか?
ここからは、具体的なコーディネート例をご紹介していきます。
ジャケットとの合わせ方や、色・素材のバランスなど、 実際の写真を見ながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
個人的にはこれ一枚着るだけで上品かつカジュアルな印象に仕上がるタートルネックのコーディネート例からご紹介します。
【セットアップのカジュアルスーツxタートルネック】
まずはセットアップのカジュアルスーツにタートルネックを合わせたコーディネート例から。



1枚目と2枚目は同じスーツです。
いずれもホームスパンというやや厚手の起毛した生地のカジュアルスーツ。
いずれも肩パットは入っていないセットアップスーツです。
起毛した素材を使用したスーツとタートルネックは、お互いに光沢が少ないマットな素材なので相性抜群。
ビジネスカジュアルにはこの手のセットアップスーツがおすすめです。
1枚目の写真はスニーカーと合う形のスーツなので、あえてスニーカーを合わせてます。
職場でスニーカーOKだったらこんな着こなしも可能です。
【ジャケットとダーク系タートルネック】
次にジャケットとタートルネックのコーディネート例。
まずはダーク系のタートルネックを合わせたコーディネート例から。
ネイビーや黒のタートルネックはどんなアイテムでも合うおすすめアイテムです。
特にネイビーはVゾーンがやや明るく見えるので、個人的に一押しアイテムです。



【ジャケットに白無地のタートルネック】
次は白無地のタートルネックのコーディネート例
白のタートルネックって合わせが難しそうなイメージがあるかも知れませんが、全然そんなことはありません。
ワイシャツの白と同じく、ジャケットの色を選ばずコーディネートできるのと、冬らしい季節感を感じさせることができるので、私は黒以上によく着用しています。




【タートルネックの上品カジュアルコーデ】
タートルネックの最後は番外編で上品カジュアルコーデです。
最近は出勤時にジャケットを着用しなくてもOKの企業も増えているようなので、過去に撮影した上品カジュアルコーデをご紹介します。
1枚目のオレンジのアウターはラベンハムのもの。
キルティングジャケットをお持ちの方は多いと思いますが、インナーにタートルを合わせるだけで簡単に上品にまとまります。
2枚目のネイビーのコートは変形ダッフル。
ダッフルコートにかかわらずウールのコートのインナーにタートルネックを合わせるだけでこちらも簡単に上品カジュアルの出来上りです。
3.4枚目はショートブルゾンにタートルをあわせてみました。
片やレザーで片やナイロンです。
クラシックなアイテムにもモダンなアイテムにもタートルネックはうまく融合します。




♦カーディガンのコーディネート例
次にカーディガンです。
個人的にカーディガンはスーツやジャケットにタイドアップで合わせることが多く、このコーディネートについてはスーツとジャケット、それぞれ1本ずつばっちり着込んで別動画でご紹介しております。
ページ下部にリンクを貼っておきますので、是非そちらをご覧くださいませ。
【ジャケット+シャツにノーネクタイでカーディガン】
今回はジャケット・シャツにノーネクタイでカーディガンをあわせているコーデ例をご紹介します。
1.2枚目はカーディガンの色を変えただけで、他はすべて同じアイテムのコーデ例です。
カーディガンの色を変えるだけで、結構イメージ変わりますよね。
インナーはデニムシャツを着用していますが、カジュアルなアイテムでもカーディガンと合わせるとぐっと上品な印象になります。
3.4枚目はジャケットを着た写真と脱いだ写真です。
オフィスカジュアル=社内にいるときのカジュアルスタイルは、一番右のようにジャケットを脱いでボタン外して着用していても上品に見えるし、防寒対策にもなるという例でご紹介しております。








【カジュアルなカーディガンのコーディネート】
最後にこちら、よりカジュアルなカーディガンのコーディネート例。
先程タールネックのときにもご紹介した、ナイロンのショートブルゾンにカーディガンを合わせたコーデ例です。
同じアイテムでもタートルとカーディガンでは印象がだいぶ変わります。
カーディガンのほうがビジネスライクで、タートルのほうがモダンな印象に見えますね。





いかがでしたでしょうか?
今回は秋冬のビジネスカジュアルにおける、 「タートルネック」と「カーディガン」活用術をご紹介しました。
どちらも単なる防寒アイテムではなく、 ビジネススタイルを上品かつ快適に見せるキーアイテムです。
♦まとめ
【タートルネックとカーディガンでつくる上品コーデのポイント】
•タートルネックは「ノーネクタイでもきちんと感」を出す首元の演出。
•カーディガンは「室内外の温度調整」と「柔らかな印象づくり」
この2つを上手に使い分けることで、 秋冬のオフィススタイルがぐっと洗練され、 季節感を楽しみながら快適に過ごせます。
さらに今年は、クラシック回帰やレイヤードスタイルの流れもあり、 ニットを使ったビジカジコーデがより自然に受け入れられる時代になりました。
ぜひこの冬は、シャツ+ネクタイだけにとらわれず、タートルネックやカーディガンを取り入れて 自分らしい“上品ビジカジ”を楽しんでみてください。
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