2020.12.22 / サスペンダー(ブレイシーズ)の種類・使い方・選び方
クラシック回帰に伴い、使用する方が増えている印象のあるサスペンダー。
クラシックなアイテムだけに、種類や使用する際のお約束が多いのがサスペンダーです。
しかしながらベルトでなくサスペンダーを使うことのメリットもあります。
どんなパンツに合うのか?
どういう観点でサスペンダーを選べばいいか?
など種類やルール、使う際のメリット含め、これ一本ご覧いただければわかっていただけるような内容になっております。
サスペンダーに興味があるけどよくわからない、という方におすすめの一本です。
目次
♦動画目次
00:00 サスペンダーとは?
00:45 国によって名称が違う!
01:25 サスペンダーの形について
02:41 サスペンダーでよく使われる素材について
04:33 レザーエンドとクリップエンド
07:15 サスペンダーをする利点
09:50 サスペンダーを着用する際のポイント・注意点
11:50 まとめ
♦サスペンダーとは?
今はベルトでボトムスのウエスト位置を調整しますが、昔はサスペンダーを使ってズボンを吊るしウエスト位置を調整するのが正装とされていました。
昨今はクラシック回帰でサスペンダーもまた人気が出てきていますね。
サスペンダーは国によって呼び方が違います。
アメリカが「サスペンダー」、英国では「ブレイシーズ(braces)」や「ブレイシス」などと言います。
♦サスペンダーの種類
H型、X型、Y型、ホルスター型
最近よく見かけるのはXとY型です。
X型は後ろ2箇所、前2箇所で留めます。
吊るした時の安定感が非常にいいのが特徴。
ただし、4か所留めるので慣れていない方は少し手間がかかるかもしれません。
今非常にメジャーなのは、Y型。
後ろ一箇所、前2箇所の3箇所。
留めやすくバリエーションも多いので今はY型がおすすめです。
♦素材について
大きく分けると伸縮性があるものとないものに分けられます。
伸縮性があるものは、全部ゴムを使っているもので楽で動きやすいです。
ただし、使用頻度が高いとゴムが伸びてきてしまいサイズを合わせるのが大変になる可能性があります。
ゴム素材のサスペンダーはお求めやすい価格ですので消耗品として頻度高く使う方にはおすすめです。
伸びないタイプの素材は生地でできているもの。
シルク100%や合繊(ナイロン・レーヨン)、またシャツ生地を使って作っているものなどあります。
伸縮性のないものは丈夫で長持ち!
シルクなどは高級感あり見栄えもよくエレガント。織物の方が見栄えが良いですね。
♦留め具の種類
レザータイプとクリップタイプの2種類
レザー(パーツレザーエンド)で留める場合は、あらかじめウエスト周りにサスペンダー用のボタンを付ける必要があります。
このタイプの良いところは腰周りがすっきりするということ。
ウエストの裏側でボタンを留めるので表側はスッキリしてます。
また、強度がしっかりしているので外れることがなく、固定感もしっかりしておりサイズのフィット感が高いです。
クリップエンドの場合、ウエスト周りにボタンはついていなくてもいいので、どんなパンツでも使うことができる。着脱が楽
チノパン、ジーンズなど、カジュアルパンツにも使うことができる
ただし、表側にはクリップが見えてしまうので少しチープに見えてしまうかもしれません。
2WAYでレザーもクリップも両方ついているものがあります。
クリップを使いたい場合は、レザーを外す。
レザーエンドだけを使いたい場合は、クリップを外してご着用ください。
♦サスペンダーが合うパンツと合わないパンツが実はある
裾幅が狭くて股上が浅いパンツは合わないです。
股上が浅いものは腰で引っ掛ける仕様で吊る用になっていないため、つってもあまり変わりません。
股上が深めで裾幅が20cm以上あるものは合います。
最近は太めのパンツが流行ってきていますが、太目のパンツは股上が深めのものが多くサスペンダーで吊ると非常にきれいです。
できれば、1タック入っていて、股上も普通よりは深め、裾幅20cm以上のパンツでサスペンダーをしたほうが綺麗にラインが出ます。
腰回りがすっきり見える例の写真です。
ベストを着て内側にサスペンダーを使用-腰回りがもこもこせずベルトがかさばらない
♦本来サスペンダーを付けるパンツは?
ベルトループがない「ループレス」で腰回りがすっきりしたパンツ。
昔はベルトループがなかったので、よりこだわる方はループレスのパンツに使用してみてください。
ループレスパンツは今は見つけることが困難でオーダーメイドでないとないかもしれません。
♦コーディネートの仕方
シャツとネクタイの色を拾って同系色で合わせてみましょう。
カジュアルパンツに合わせる場合は、サスペンダーは見せてもOK。色味も自由にコーディネートしてください
♦着用する時の注意点
サスペンダーは基本は人前では見せないものです。
内側にサスペンダーをしてください。
ただし、ベストなどを着用しておらず座った時にジャケットのボタンを外し、ジャケットの隙間からちょっとサスペンダーが見える!というのは非常にお洒落です。
♦今はベルトがあるのに何でサスペンダーを付ける必要があるの?
1.しなくてもよいのですが、昨今クラシック回帰の傾向がありサスペンダーが注目を浴びているため、おしゃれ度がアップする。
2.サスペンダーを付けるとパンツのラインがキレイに見えるから
①ベルトでパンツのウエストを調整した場合
お尻の下にシワが入りやすい
②サスペンダーで調整した場合
パンツのラインがキレイ
♦まとめ
アメリカでは「サスペンダー」、英国では「ブレイシーズ」と言います。
~サスペンダーの種類~
・H型、X型、Y型、ホルスター型
・素材がゴムタイプ(伸縮性あり)、織物タイプ(伸縮性なし)
・留め具がレザーエンド、クリップエンド
太目、股上深め、裾幅20cm以上のパンツなどに使用すると、キレイにパンツのラインが出ます。
シャツやネクタイの同系色で合わせてみましょう。
♦オジエの取り扱い商品
ゴムタイプは、ストライプと黒無地をフォーマル用として取り扱っております。
メインはシルク100%のものを取り扱っています。
シルク100%のサスペンダーは高価なのであまり市場にはありません。
オジエでは1万円で販売してます。
いつもと違ったスタイルで新鮮に、サスペンダー(ブレイシーズ)をお楽しみください。
▼ozieで販売しているサスペンダー(ブレイシーズ)
https://www.ozie.co.jp/c/tie/suspenders